大台町の自然
2018.07.03
大台町(おおだいちょう)は、大杉谷を中心とした町一帯がユネスコエコパークに認定されています。
原生に近い自然が残る大台町は、面積の90%以上を森が占めています。
日本三大渓谷である「大杉谷」には、伊勢神宮を流れる五十鈴川の源流でもある「宮川」が流れ、他にはない自然環境を今なお守り続けています。
大台町には500種類以上といわれる様々な広葉樹や針葉樹が生育しており、日本でも有数の多様性のある森林環境です。
ユネスコエコパークとは
「ユネスコエコパーク」は、豊かな生態系や生物多様性を守りながら文化的・経済的・社会的に持続可能な発展を目指している地域として、国際連合教育科学文化機関「ユネスコ」が認定している「生物圏保存地域(Biosphere Reserve)」の日本での通称です。
世界自然遺産が、原生の自然地域を保護・保全するのが目的であるのに対し、ユネスコエコパークは、生態系の保全と持続可能な利活用の調和を目的としており、保護・保全だけでなく自然と人間社会の共生に重点が置かれています。
現在、日本でユネスコエコパークとして登録されているのは、2018年7月時点で9件のみ。
大台町(大台ヶ原・大峯山・大杉谷)は、その中の一つとして登録されています。
「トヨタ宮川山林プロジェクト」の活動としてアトリエを設けた大台町のユネスコエコパークエリアは、三重県下最大の河川「宮川」に沿って東西に細長く広がっています。
西部は山々に囲まれた山村地域、東部が茶畑・田んぼが広がる農村地域です。
林業やお茶が基幹産業。旧石器時代から人が暮らし、伊勢神宮との関わりも深い土地です。
大台ヶ原・大峯山・大杉谷 ユネスコエコパーク
Mount Odaigahara, Mount Omine, and Osugidani Biosphere Reserve
http://ooobr.jp/