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[象鯨彫刻家具ショールーム]展覧会のお知らせ

2024.11.14

2024年12月13日(金)から22日(日)までの間、象鯨彫刻家具ショールームにて展覧会を開催いたします。

賀来栞による木炭デッサンのみを集めた展覧会です。

師走の空気によく似合う、しっとりとした深い黒。

木炭デッサンだけを集めた展覧会は珍しいです。

木炭ひとつで表現する表情豊かな「賀来栞の黒」をどうぞご堪能ください。

 

Il nero di KAKU

2024/12/13(金)→22(日)

会期中の金・土・日開館

<開館時間>11:00〜17:00

<場所>世代工房/象鯨彫刻家具ショールーム

〒255-0001
神奈川県中郡大磯町高麗2-9-3
0463-61-9622

 

見る から現れる かたち・質

 

今回の展示のタイトル 「Il nero di Kaku』は西村先生が提案してくださったのですが、響きがとても素敵だったのでそのまま使わせていただきました。

タイトルに入っている「nero(黒)」について、この色をみると必ず思い出すことがあります。

ある日、当時気に入っていた黒い服を着ていつものように鏡の前に立ってみると今まで感じたことのない違和感があり、それ以来無闇矢鱈に黒い服を着なくなりました。

制作と生活の考え方が結びつき始めたのは最近で、木炭デッサンをするときは形と質について考えているのに黒い服を着るときはシルエットと質感が重要なことを知らなかったからです。

絵を描くことには「気付き」があります。

様々な形と質を楽しんでいただけたら嬉しいです!

賀来栞

1991年 茨城県生まれ

2014年 多摩美術大学絵画学科油画専攻 卒業

 

「賀来の黒」と題した今回の展示は、木炭デッサンのみの展示です。

モノクロの世界は、神秘を感じ、想像をかき立てる様に思います。

色の情報が減りその分、脳に余裕が出来て気がつく所、感じとる所が増えるのかも知れません。僕が小さい頃はテレビが白黒でした。南太平洋の熱帯魚の場面で「この黄色い魚綺麗やな!」と言ったら兄に「お前アホか、なんで黄色て分かるんや!」と言われたのを思い出します。

賀来さんの静かで綺麗な木炭デッサンの世界。想像力を働かせて楽しんでください。

 

象鯨代表 西村浩幸

 

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